ストリンガーデビュー


ガット張り機が無事到着しました。

計画通り、自宅が妻の居ぬ間にいそいそと玄関先でハンコを押して受け取りました。自分の部屋に隠し入れ、夜遅くになるまで開封せずに保管です。

妻が寝静まるまで待つ予定でしたが、21時頃には我慢できずにコソコソと開封です。予め用意していた折り畳み式の自家製テーブルを組み立てて、その上に約3キロほどのガット張り機を組み立てる。
小柄ながらも、私の6畳の部屋には存在感ありありです。まさに大人のおもちゃです。

もうこうなってしまえば張らずにはいられない。
部屋の扉を締め切り、息をひそめてガットを張る準備に取り掛かります。マニュアル書をしげしげ眺めながらラケットを張り機にセッティング。別途購入した200メートルのロール状のガットから使用分を切り取ります。通常1本あたりに使用するガットの長さは約12メートルほど。なのでロール式を購入すると約17本ほど張れる計算。1本分だけの単体の物もあるが、ロール式の方が断然お買い得。これもホームストリンガーのメリットだと思う。

記念すべき初めてのガット張り。おどおどしながらもワクワク感満載。しかも、家族には内緒でのガット張りに緊張感も相まって内緒でつまみ食いをしている子供のような心境。

程よく30分経過
ついに、開けてはならない扉が妻の声と共に開いてしまいました。

「あれ? なにそれ!」
「ガット張り機です」と平常を装って答えながら焦りまくり。

値段を聞かれるも、「1万5千円だから10本も張れば元は取れるので大丈夫」と嘘の値段と言い訳で正当性をアピール。日頃からテニス馬鹿扱いされているので、案外簡単に引き下がってくれた。


かくしてめでたく妻も公認のホームストリンガーに。





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